私のこと

自分の何が悪かったかなんて、

いつになっても分からないんですよ

ただ、

何か相手にとって気に入らないことをした。

それだけで、

私は6年もの間、

クラス女子から無視されてきた。

不登校になってもよかったのに。

私のプライドが許さなかった。

私は弱くない、と。

でも、いじめを受けてる自分は、

ひどく惨めだった。

だから、1人でも平気な人になろうと思った。

そしたらいじめ甲斐がないでしょ？

一人ぼっちにしたって、平気なんだから。

そうして私は「普通」を手に入れた。

”当たり前の感情”をパンドラの箱にいれて、

心の奥底に押しやった。

自分でも、忘れてしまうほど深く、ね。

私の当たり前の感情は、

この6年間のいじめによって殺された。

そうしないと、普通に生きれなかったから。

何が好きで、何が嫌いか。

その基本的な判断が、

今の私は出来ません。

なぜなら、今まで判断基準は、

「人から嫌われないこと」しかなかったから。

苦しいよ、今も。

今、生きてるこの身体は誰なのか。

自分は誰なのか。

分からないんだから。

誰の人生を私は生きているの？

人に理解をされることはまずない。

でも、わかってほしい。